桧家住宅のZ空調の家は本当に快適です。
それはZ空調の吹き出し口が各所に設置されていて、家の中の温度が一定に保たれているからです。
さて、そんな桧家住宅の家でも実はZ空調の吹き出し口がない部屋という部屋が実は存在します。
果てしてその部屋でも快適に過ごせているのでしょうか?
意外に知られていないかもしれませんが、入居してからデメリットと思っているので、Z空調や全館空調を検討している人の参考になればと思います。
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目次
基本的には各部屋に吹き出し口があるが
我が家は5LDKの間取りです。1階にLDKと水回り、2Fに寝室と洋室が3つ、それから書斎という間取り構成です。
Z空調の吹き出し口はそれぞれ以下の場所にあります。
1F・・・LDKに4ヶ所、玄関ホールに1ヶ所、洗面所に1ヶ所→合計6ヶ所
2F・・・主寝室に2ヶ所、洋室に1ヶ所ずつ(計3ヶ所)、階段の上ったホールに1ヶ所→合計6ヶ所
このように配置されており、24時間快適な環境が保たれているわけですが、書斎、脱衣所、ウォークインクローゼットには吹き出し口が設置されていません。
ウォークインクローゼットに必要かというと、特に必要ではないのですが設計段階からありました。
Z空調は全館空調ですので、当然これらの部屋の温度も調整できるような仕組みとして用意されていました。
吹き出し口の無い部屋はどのように温度を調整するのか?
書斎、脱衣所、ウォークインクローゼットには吹き出し口がありませんが、このようなファンが設置されています。
このファンの役割は吹き出し口のある部屋から空気を吸い込んで、吹き出しの無い部屋へ空気を送り込む役目を果たしています。
書斎は2Fホールから、脱衣所は洗面所から、ウォークインクローゼットは主寝室から空気の流れが生まれるような仕組みとなっているわけです。
恐らくですが、Z空調の吹き出し口は各階に6カ所までしか配置ができず、それ以上に部屋がある場合には、これらのファンで空気の流れを生むというのが基本設計なのだと思います。
吹き出し口のない部屋は快適なのか?
皆さん気になるところだと思いますが、Z空調の吹き出し口がある部屋とない部屋で温度差についてです。
個人的には温度差というのはかなり感じます。
ファンに手を近づけてみると確かに風の流れを感じるのですが、そのおかげで部屋の温度まで変わっているかというと、それを実感することは正直難しいです。
特に書斎については部屋の暑いや寒いといったことを感じてしまいます。
ウォークインクローゼットは衣類を閉まっているだけなので特に問題ありませんし、脱衣所も基本的には常に開放しており、お風呂の時だけ閉めるという使い方をしているので、そこまで気になったことはありません。
部屋数が多くなる場合や、仕切りが多い場合には事前に相談してみた方が良いと思います。
吹き出し口のない書斎の使い心地は?
書斎は基本的には私が在宅で仕事をする時にメインで使っています。
この書斎ですが、家の北側に配置されているため、日中でもそこまで温度が上昇することがありません。
反対に冬場は日が当たらないので、日中でも結構な寒さとなってしまいます。
そのために冬は足元ヒーターを使って暖を取ったりしています。
冬は足元ヒーターがあるので問題ないのですが、問題となってくるのは夏です。
暑い時には窓を開けたりして過ごしているのですが、それだけでは暑さを凌げないことも多々ありました。
その際には書斎のドアを全開にして、Z空調を最大に取り込むようにしていました。
はっきり言ってファンからを使用している時とは段違いに涼しくなりました。笑
その際、明確にこのファンはあまり意味がないものだと実感してしまいました。
書斎のドアを常に開けっぱなしにしておければ良いのですが、家族が家にいる時にWeb会議をしたりする際にはドアを閉めないといけないので、夏は暑い中我慢することもありました。
この書斎についてはZ空調で24時間快適というわけにはいきませんでした。
吹き出し口が無くて困る部屋と困らない部屋
我が家の場合にはこのデメリットを主に被っているのが書斎だけで良かったのが幸いです。
というのも、主に在宅ワークで使用しているため、家族がいない間の使用がメインであり、ドアを開けっぱなしにしていても問題がないことが多いためです。
ただ、やはり家族がいる時や、Web会議中はドアを閉めなければいけませんし、ドアが閉まっていないと落ち着かない時や、集中したいときに閉めたいというケースもあると思います。
またこの書斎が北向きにあるのも幸いでした。
南向きの書斎であれば、恐らく日中暑くなりすぎてとても使用できない部屋になっていたかもしれません。
局所冷房よりも、局所暖房のアイテムの方がたくさんグッズもありますしね。
そのために、これから桧家住宅やZ空調を考える際には、常駐する部屋に必ず吹き出し口がついているかを事前に確認した方が良いと思います。
まとめ
Z空調の吹き出し口の数には制限があり、6ヶ所以上には設置されません。
それ以上に部屋がある場合にはファンが設置され、他の部屋からの空気の流れを作り、温度を一定にする仕組みが用意されています。
しかし実際にはそのファンによる効果はほとんど期待できず、温度を一定にしたければ、ドアを開けておくことが現実的な対策となってしまいます。
脱衣所など、使用するときだけドアを閉めるようなところは良いですが、書斎などでドアを閉めて使用する場合には夏暑く、冬寒い部屋となってしまいますので、局所暖房や局所冷房といったことが必要となってきてしまう可能性があることに留意しましょう。
Z空調を最大限に生かすため、事前に吹き出し口に配置や部屋の間取りを十分に相談してから家づくりを進めるのが一番おすすめです。
住み始めてからわかったZ空調の意外なデメリットでした。
家は間取り、設備、性能の全てを総合的に考えて進める必要がありますね。
Z空調という設備があっても、最大限に生かしきれていないというのが悔やまれますので、これから家づくりをする方にも是非気に留めていただきたいとところです。
今後もZ空調や桧家住宅に関する記事を書いていきたいと思いますので、見ていただけると嬉しいです。