桧家住宅で家を建てた私が、打ち合わせのポイントについて説明します。
ベースが規格住宅にある桧家住宅ではある種の制約等がありますので、その点について記事にしました。
失敗しない家づくりをしたい方へ向けた情報!
家づくりで最初にやるべきことは展示場へ行くことではありません。
各ハウスメーカーや住宅についての情報を集めることです。
このタウンライフのサービスを利用すると各社のカタログが手に入ります。
エントリーフォームを入力するとあなたのお住いのエリアの住宅会社が、あなたに合った間取りを無料で作成してくれます!
同じ「金額」、「希望」で各社からの提案が複数手に入るので、簡単に情報が手に入り、比較も可能になります!
ネットで調べることも大切ですが、行動を起こして、あなたに合った住宅情報を手に入れることが一番の近道です。
\3分で申し込み!無料の間取りと見積書をGET!/
目次
間取り打ち合わせは担当営業と行う
桧家住宅との間取り打ち合わせは基本的に担当営業と行います。
他のハウスメーカーと打ち合わせたことはありませんが、ネット等で住宅打ち合わせの記事を見ていると少し特徴的かなと思うとところがありましたので、桧家住宅を検討している人は参考にしてみてください。
打ち合わせに設計士は参加しない
営業の人が間取りソフトを目の前で操作してくれて、要望をどんどんと間取りに反映させてくれてます。
こちらは当初の案ですが、この図面が目の前でリアルタイムに変わっていく感じですね。
ちなみのこの時の図面は1/100図面と呼ばれています。
今とは全然違いますね。
桧家住宅の特徴的なところは間取り関連の打ち合わせには設計士が同席せずに、すべて担当営業とプランを練ることです。
他のメーカーであれば契約後の間取り打ち合わせから設計士に変更になるかと思いますが、桧家住宅では最後まで設計士の顔を見ることはありませんでした。
これは桧家住宅の商品に特徴があるためだと思っています。
桧家住宅のメイン商品は「スマート・ワン」という規格住宅であり、スマート・ワンより少し自由度が高いのが「スマート・ワンカスタム」という商品です。
営業の人も言っていましたが、多くの人がスマート・ワンで注文するようです。
スマート・ワンは規格住宅なのでリーズナブルであり、価格も非常にわかりやすい設定となっています。
規格住宅のため変更できる間取りが割と限定されていますので、わざわざ設計士が同席してプランを練るという工程が省かれていると私は感じました。
ただ規格住宅の種類がかなりあって、それらの商品ごとに価格が決まっていますので金額の透明性が高いのは良いと思いましたし、それらの中に希望する商品があればかなりお得です!
もちろんZ空調もついてきますしね!
私はスマート・ワンには希望の商品がなかったのでスマート・ワンカスタムで注文したのですが、桧家住宅が基本的には規格住宅のメーカーのため、ルールや仕様の制限が多いと感じました。
そのため営業の範囲でできることと、できないことの線引きが割とはっきりしている感じでした。
構造計算はセンターで行われる
打ち合わせに設計士は同席しないと書きましたが、設計士がいないと構造計算ができません。
桧家住宅ではセンターと呼ばれる構造計算や換気計算を行う部隊が存在します。
営業との間で練った間取りはセンターで確認され、次回の打ち合わせまでに修正事項が盛り込まれて正式な図面としてフィードバックされます。
ここで注意してほしいのは構造的に難しい間取りについては、断りなく間取りが書き換えられる点です。
次回打ち合わせで変わった箇所については説明してくれますが、見落としも当然ありますので、①営業と決めた間取りと、②センターが作成してきた間取りをよく見比べて確認する必要があります。
構造上必要な壁や柱が追加されていたり、こちらが要望していた仕様が反映されていないということが良くあります。
間取りは営業⇒センターと伝えられますので伝達ミスによって反映されないというのがよくあるのです。
これは打ち合わせに設計士が参加しない大きなデメリットですね。
設計士が施主の「こうしたい!」という思いをくみ取ってくれるわけではないのマイナスポイントだと思います。
またZ空調のダクト設計や換気計算もセンターで一括して行われます。
Z空調の吹き出し口ですが、基本的には施主から要望を出すことができません。
また営業の範囲でもないので、Z空調は完全にセンターに決められた設計によって決まってしまうことに注意が必要です。
ただ、間取りが確定してからZ空調の吹き出し口を決めていきますので、心配な方は事前に伝えてある程度同時並行で進めることをおすすめします。
【Z空調について下の記事でまとめています】
色打ち合わせはカラーコーディネーターと行う
間取りの打ち合わせは営業と進めますが、色打ち合わせはカラーコーディネーターと進めます。
色打ち合わせと言っても、水回りの設備の仕様も含みますし、照明の配置、外壁材、屋根材、ポーチタイル、クロス等々あり、本当に決めることがたくさんあって大変な打合せでしたので、ポイントをいくつかお伝えします。
色打ち合わせは1日がかり
営業との間取りの打ち合わせは毎回2時間程度で終わりますが、色打ち合わせは1日がかりの打ち合わせです。
私も1回目は10時から16時まで行いました。
決めることが多すぎて序盤に打ち合わせたことについては最後の方はほとんど忘れていました。
色打ち合わせの前に各種を決めている方はほとんどいないと思いますので、大変な打ち合わせですが、1回目の打ち合わせは仮のような気持ちでも良いかもしれません。
1回目の打ち合わせが終わると当日の決定内容の一覧をもらえますので、家に帰ってからじっくりと見直すのが良いと思います。
標準で選べる設備もこの時に初めてわかる感じなので、1回目の打ち合わせで全ても決めるのは無理だと思います。
私も事前に決めていったのはお風呂の広さを1620にするくらいでした。
その他にキッチンや外壁、クロスについてはネットの声を見たり、貸してもらった見本をじっくり見ながら最終決定をしました。
我が家は子どもが小さいため、絶対に飽きると思っていたので、保育園に預けられる平日に色打ち合わせを行いました。
細かい部分まで決めることも多いのでお子さんがいる方たちはできれば誰かに預けてから打ち合わせに臨むことをおすすめします。
セレクテリア7により選択肢が限定される
クロスや建具の色については無数と言っていいほど数がありますので、注文住宅を建てた方たちのなかでも、大変な思いをした方も多いのでないでしょうか。
桧家住宅にはセレクテリア7という仕組みがあります。主なテーマが7つ合ってそれに沿った色がある程度絞られるようになっています。
テーマを選ぶかによって選択肢が絞られます。
私はカリフォルニアビンテージを選択しました。
インスパイアカラーがあるように、カリフォルニアビンテージを選ぶとベースの色が下記の5色になります。
またセレクテリア7のテーマは1階と2階で違うタイプの選択も可能です。
1から全て決めたいという人には向かないかもしれませんが、私にとってはこの中から選ぶという方法は良かったです。
この中から全てを決めなければならないというわけではなく、アクセントクロスについては別途カタログがありますので、当然の好みのクロスを選ぶことも可能なので、そこの心配はいりません。
ただ私がそうであったように、拘りがよほど強くなければセレクテリア7で事足りるだろうなって感想を持ちました。
カーテンは提携業者と打ち合わせ
ほとんどの打ち合わせは桧家住宅と行いますが、カーテンについては桧家住宅の提携業者との打ち合わせが必要です。
私の場合には担当営業から紹介された業者と打ち合わせを行いました。
契約時の資金計画の段階からカーテンレール取付のみを桧家住宅で行い、カーテンの選定については個別に業者を探してやろうと考えていました。
結果としてカーテンレールもカーテン本体も桧家住宅の提携業者ではなく、自分で探してきた業者と打ち合わせを進めてそこで決定しました。
一応、桧家住宅の提携業者からもすべての工事を含んだ見積書をもらいましたが、特別安いということはなく、むしろ少し割高くらいでした。
カーテン打ち合わせは桧家住宅を挟んで日程調整をしますが、必須ではありませんので、相場を知ったり、相見積を取るくらいの気持ちで良いです。
自分が依頼したい業者が決まっている人は時間の無駄なので、不要な打ち合わせと言えます。
結果として、地元のカーテン屋さんの方が色々と融通をつけてくれたり、良心的でした。
1/50図面からは変更手数料20万円が必要な場合がある
全ての間取りが確定したら1/100図面から1/50図面に変更して詳細を詰めていきます。
1/50図面からは変更内容によって手数料として20万円がかかってきますので、その注意事項をご説明します。
桧家住宅では1/50図面から変更手数料がかかる
桧家住宅での間取りの作成は1/100図面から始まって、1/50図面へと精度を上げていきます。
1/100や1/50というのは間取りの縮尺のことで、1/100と1/50でそこまで大きな違いはないのですが、変更手数料がかかるかどうかという点で大きく異なります。
1/100図面の場合には何度でも間取りの変更が可能ですが、1/50図面となるとそうはいきません。
1/50図面が作成されるということは、もうそのままの形で建設に入るという意識を持った方が良いです。
1/50図面で換気計算をして、問題がなければそのまま着工という流れですね。
そのため1/100図面の段階で間取りをほぼ確定させておく必要があります。
我が家も何度も何度も修正をさせてもらいました。
1/50図面作成後にやっぱりこうしたいという変更があると、変固内容によっては20万円の手数料がかかることとなってしまいます。
桧家住宅側としても早く1/50図面に移るように督促してくることもありますが、そこは言いなりにならずに気になる部分をよく吟味してから、OKを出すようにしましょう!
手数料なしで変更が可能な箇所
さて、そうはいっても1/50図面になってから気になるところが多く出てくるはずです。
手数料20万円を追加すれば何も問題はないのですが高額な住宅ローンを組むのにさらに追加で20万円かかるのは嫌ですよね。
基本的に建物の形そのものが変わってしまうような間取り変更は無償では受け付けてくれません。
こちらのように間取りそのものが変わってしまうのが1/50図面からはNGでした。
一方で窓の仕様変更等や設備の仕様変更、建具を変更することも問題ありません。
あとは壁や柱の撤去・増設等も構造に影響がなければ問題はなかったです。
やはり線引きがあるとすれば建物の形そのものが変わってしまうか否かです。
そのため「1/50図面になったから一切変更できないんだ」と大げさに考える必要はないですし、最後は営業の方と交渉しながら進めていくのが良いと思います。
ここが桧家住宅の少し融通が利かないと思ったところで。施主と設計士の距離が離れている弊害かなと思いました。(その分価格を抑えられているんですけどね!)
以上、桧家住宅での打ち合わせの特徴みたいなことを書きました。
多くの人が注文住宅の打ち合わせは人生に一度きりだと思いますので、どのようなことに気を付ければよいかをあらかじめ知っておくのが良いと思います。
各メーカーによって進め方が違うと思いますので、契約の前に着工まで流れがどうなのかを擦り合わせておくと良いでしょう!
みなさんも打ち合わせで失敗しないように楽しく注文住宅を手に入れましょう!