我が家は桧家住宅でZ空調搭載の家を建てました。
Z空調に限らず全館空調を使用すると家の中がものすごく乾燥します。
加湿器も様々な種類があるので、必要としている機能を満たした加湿器でないと、思ったように加湿できない結果となってしまいます。
Z空調で2シーズン過ごした経験からおすすめの加湿器を紹介します。
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目次
結論としておすすめはダイニチ
最初に結論を言うとダイニチの加湿器が一番おすすめできます。
というのも、大型の加湿器でラインナップが充実しているのはダイニチくらいだからです。
Z空調を使用すると部屋が極度に乾燥しますので、大容量の加湿器が必要になります。
また順に説明しますが、加湿能力、消費電力、運転音、タンク容量などの総合的なバランスでもダイニチの加湿器が一歩リードしています。
Z空調の乾燥について
Z空調の乾燥については以下のデメリットをまとめた記事でもさらっと触れています。
実際に冬を越してみると、とにかく「Z空調は異常なほど乾燥する!!」ということです。
何もしないと湿度は20%台中盤になってしまいます。
部屋干しをしていると驚くほどよく乾くので便利ですが、乾燥は風邪の元ですので対策は必須です。
失敗した1シーズン目の加湿器
まず前提ですが、我が家のLDKは20畳です。
加えて3畳の畳スペースが併設しており、リビング階段も設けているという状況です。
すぐにZ空調の乾燥対策として加湿器を購入しました。
その時に購入したのは以下のような縦型の加湿器でした。
適用畳数はプレハブ洋室で40畳までで、超音波式で上から蒸気がモクモクと出るタイプのものでした。
湿度は5%ずつ調整可能で、我が家は90%設定でずっと使用していました。
その結果、Z空調の暖房を使用したLDKの湿度は40%をわずかに超える程度にしか加湿できませんでした。
体感としても何もないよりはマシ程度の感じでした。
この結果からZ空調に対抗するには、適用畳数がいくら対応していても、超音波式の加湿器では乾燥対策はほとんどできないということです。
口コミやレビューを見ても悪いものは見当たるということはなかったので加湿器自体は悪くないのですが、とにかくにZ空調の乾燥に勝てない感じでした。
加湿器の種類について
そんなことで加湿器選びに失敗してしまったわけですが、ここで一度加湿器の加湿方法について整理しておきましょう。
「そんなこと当然知っているよ」という方は読み飛ばしてください。
超音波式
水に細かい振動を与えて、ミストを空気中に噴霧して加湿する。
メリット・・・消費電力が少ない。静音性に優れた製品が多い。
デメリット・・・水を加熱するわけではないので、タンク内に雑菌いる場合はそのまま外に放出される。
スチーム式(加熱式)
ヒーターで水を加熱して、発生した蒸気によって加湿する。
メリット・・・加湿力が高く、加熱するため雑菌も繁殖しにくい。加湿パワーも高い。
デメリット・・・加熱するために消費電力が大きくなり、吹き出し口も熱くない。
気化式
水を含んだフィルターにファンで風を送り気化させて加湿する。
メリット・・・ファンで風を送るため広範囲を加湿できる。ヒーターも使用せず、送風だけなので消費電力も多くならず、吹き出し口が熱くもならない。
デメリット・・・大量の風で送るため、運転音と本体が大きくなりやすい。加湿力が若干劣る
ハイブリッド式(加熱気化式)
2つの加湿方式を組み合わせたもの。水が染み込んだフィルターに温風を当て加湿する。
メリット・・・吹き出し口が熱くならないが、加熱による殺菌能力がある。気化式よりも加湿力が高い。
デメリット・・・気化式よりも消費電力が大きくなる。
おすすめの加湿方法
4つの加湿方法がありますが、おすすめはハイブリッド式です。
やはりハイブリッドなだけあって、スチーム式と気化式の良いとこ取りだと思います。
加湿力が高いけど、消費電力が高く、火傷の危険があるスチーム式と、消費電力を抑えられるけど、加湿力が若干弱い気化式のメリットを取って、デメリットを補いあっている印象があります。
またハイブリッド式であれば、部屋が乾燥している時にはスチーム式で一気に過熱して、湿度が上がった状態であれば、気化式で湿度を保つ状態にするなどの切り替え機能がついた機種があります。
反省を踏まえた2シーズン目
そんなことで2シーズン目にはこちらの加湿器を購入しました。
これは先ほど紹介したハイブリッド式の加湿器です。
加湿量は1800mL/h、適用畳数が50畳、タンク容量12Lとかなり大型の加湿器です。
20畳のLDKには大きすぎるのではないか?と思われる方もいると思います。
前年にZ空調の乾燥を乗り切れなかった苦い思い出があるので、ハイパワーのものを買ってしまいました。
しかしこの買い物は大正解でした。
というのも適用畳数以下の部屋で使っているので消費電力が少ないecoモードでも十分に加湿でき、すぐに設定湿度まで達するので、その後は気化式で一定に保つため動作音がすごく静かという大きなメリットが2つありました。
また6Lのタンクが2つあるので、給水の手間も少ないというメリットもついてきました。
「加湿器を使っているけれど、今の加湿能力には不満がある」、「動作音が気になっている」という方には一度、このようなハイパワーの加湿器を検討してみることをおすすめします。
加湿状態についてですが、超音波式では40%を若干上回ることしかできなかった状態が、HD-184では設定湿度50%で50%以上の湿度になりました。
湿度は50%、60%、70%と設定可能なので、まだまだ余力も残っています。
おすすめの加湿器
最後におすすめの加湿器を紹介します。
個人的に加湿器の適用畳数は使用する部屋より大きいものを選ぶことをおすすめしますので、今回は大型の加湿器の紹介です。
FE-KXF15 パナソニック
加湿タイプ・・・気化式
適用畳数・・・42畳
タンク容量・・・9L
加湿量・・・1500mL/h
最小運転音・・・29dB
消費電力・・・47W
サイズ(幅×高さ×奥行)・・・445*410*350
パナソニックの大容量タイプは気化式で販売されています。
やはり気化式は消費電力が安いという特徴がありますが、こちらの商品も47Wとかなりの省電力で加湿できる優れものですね!
SFH-12 ナカトミ
加湿タイプ・・・スチーム式
適用畳数・・・33畳
タンク容量・・・9.2L
加湿量・・・1200mL/h
最小運転音・・・45dB
消費電力・・・1000W
サイズ(幅×高さ×奥行)・・・320*415*290
ナカトミは冷暖房機器をメインに取り扱っている会社ですが、加湿器も販売されています。
こちらはスチーム式なのでパワフルな加湿が期待できることと、吹き出し口の温度が50度前後と少し低めになっています。
スチーム式なので消費電力が高くなってしまいますが、本体価格も比較的安く、雑菌心配も不要ですので、間違いなくパワフルな加湿能力が欲しいという方におすすめですね!
HV-R120 シャープ
加湿タイプ・・・ハイブリッド式
適用畳数・・・33畳
タンク容量・・・7L
加湿量・・・1200mL/h
最小運転音・・・30dB
消費電力・・・735W
サイズ(幅×高さ×奥行)・・・370*505*245
シャープの大容量加湿器はハイブリッド式です。
シャープと言えばプラズマクラスターですが、もちろんこの商品にも搭載されています。
加湿をしながら浮遊カビ菌、浮遊ウイルス、たばこの匂い、静電気除去にも効果を発揮するようです!
HD-184 ダイニチ
加湿タイプ・・・ハイブリッド式
適用畳数・・・50畳
タンク容量・・・12L
加湿量・・・1800mL/h
最小運転音・・・15dB
消費電力・・・390W
サイズ(幅×高さ×奥行)・・・450*410*348
個人的に1番おすすめのダイニチの加湿器です。
適用畳数が大きいこともありますが、加湿量が一番高いですね。
ちなみにHD-154だと適用畳数42畳で1500mL/hなのでパナソニックFE-KXF15と同等となりますが、値段も大きくは変わらないのでこのサイズをおすすめしたいです。
加湿能力が高くても、最小運転音は15dBと一番低いです。
また気化式には及ばないまでも消費電力も十分低いと思います。
さらにタンク容量が12Lと最大なので、給水の回数を減らせられる点もグッドポイントです。
・加湿能力が高くても静音性が抜群に高い!
・ハイブリッド式で消費電力が少ない!
・タンク容量が多いので給水の手間が少ない!
今回は加湿器を紹介しました。
私と同じように部屋が乾燥して困っているとう方はぜひ、一回り大きい大容量の加湿器を使ってみてはいかがでしょうか?