今日は我が家に設置した乾太くんを紹介します。
新居を建てるにあたって効率の良い家事動線を考えるなど、家事が楽になる方法を検討する人が多いと思います。
我が家では洗濯を楽に済ませるために、乾太くんの導入を決意しました。
家系ブログで絶賛されている乾太くんですが、果たしてその評判通りなのか?
半年間使用してみた感想をレビューします。
設置コスト、ランニングコスト、洗濯物の乾き方、日々のメンテナンス等々、メリットとデメリットをまとめてご紹介します。
目次
乾太くんについて
乾太くん=ガス衣類乾燥機
乾太くんはリンナイ(株)から発売されている家庭用のガス衣類乾燥機のことです。
コインランドリーに設置されている衣類乾燥機の家庭版と言ったところで、ガスの力を利用した温風で衣類を乾燥させます。
天気を気にする必要はなく、ガス温風でしっかりと乾かすので生乾き臭の心配もありません。
選べるタイプは4タイプ
乾太くんは乾燥容量が3kg、5kg、8kgと3つのスタンダードタイプがラインナップされています。
また5kgについては通常のスタンダードタイプに加えて、デラックスタイプも発売されています。
我が家では5kgデラックスタイプを使用していますので、こちらのレビューとなります。
8kgの容量を取るか、5kgでも機能を取るかを悩んだのですが、5kgデラックスタイプにして正解でした。
洗濯物をハンガーにかけるという作業がほとんどなくなったことが個人的には最高ですね。
デラックスタイプの一番良いところは手入れのしやすさだと思っています。
デラックスタイプだと糸くずなどを集めるフィルターが前扉の内側についています。
スタンダードタイプだと本体内部の奥ですので、フィルターの手入れをするのも一苦労しそうです。
個人的に乾太くんの設置方法は洗濯機の横がベストだと思っていますが、設置している多くの人は洗濯機の上だと思います。
やはり間取りの制限もありますし、上下に設置した方が空間としても広く使えますよね。
ただ手入れのことを考えると洗濯機の上に設置というのは、本体の奥まで手を伸ばすのが地味に大変です。
洗濯機の大きさやの個々人の身長によっては踏み台が必須です。
このようなちょっとした手間も嫌だったので、フィルターが手前にあるデラックスタイプの購入を決断しました。
設置の費用
さて気になる設置の費用ですが、我が家の場合には設置代自体は無料でした。乾太くんの本体代金のみです。
これはどこに依頼するかによって変わってくるところだと思います。
我が家は地元のガス会社に依頼しましたが、基本工事代金は0円でした。
ガス会社と契約していれば基本的には設置料はかからないと思います。
ガスは基本的には長期に使用するものですが、初期の配管等の設置費用は取られません。その分毎月の使用料に上乗せされている感じですね。乾太くんの設置についても同様で、10年くらい使用すれば、設置代金を回収できるので、最初は本体代金だけで良いとのことでした。
金額ですが、本体一式と専用台併せての152,000円でした。
リンナイ(株)のHPに記載されている価格が本体173,800円、専用台25,190円なので、そこそこ割引してもらえましたね。
ランニングコスト
乾太くんを設置してからの毎月のガス料金ですが、このように推移しています。
6月 4,172円
7月 3,927円
8月 4,314円
9月 5,165円
10月 3,976円
11月 3,927円
12月 3,234千円
基本料金の1,500円に加えて、毎日コンロと乾太くんを使用してこの金額です。
リンナイ(株)のHPには下記のように出ていますね。
1回/5㎏→63円 1か月使用→約1,950円
ランニングコストを重視する人にとっては高いのかもしれません、個人的には家事楽と時短を手に入れられるのには安いコストだと思っています。
日々のメンテナンス
日々のメンテナンスですが、毎回使用後にフィルターをきれいにするだけです。
乾燥が終わるとこのようにフィルターに糸くずや繊維が溜まります。
これを取ってからフィルターをはめ直すだけなので、毎日30秒ほどかかるだけですね。
ちなみにですが、このフィルターの汚れは、ティッシュで簡単に剥がれ落ちます。
ブラシ等を用意する方もいるようですが、基本的にはティッシュで十分かなと思います。そのまますぐにごみ箱へ捨てられますしね。
メリット
それでは実際に4ヶ月使用した中で感じたメリット下記に記載します。
ドラム洗濯乾燥機より短時間で乾く
はい、まずはこちらですね。
ドラム式乾燥機を使ったことがないのですが、乾燥にかかる時間が2.5時間~3時間と聞きます。
しかも場合にはよっては乾燥時間が終わっても乾いていない時がたまにあるという口コミを見ます。
乾太くんの場合には長くても1.5時間あればばっちりと乾かすことが可能です。
説明書には乾太くん目一杯に入れると乾燥しづらいとありますが、「厚手コース」を選ぶと少しくらい量が多くてもばっちりと乾燥してくれます。
その分通常に比べると若干シワがつきやすくて、ふんわり具合も少し劣ってしまいますが。
洗濯物がふわっと仕上がる
2つ目は洗濯物がふわっと仕上がることです。
外でお日様に当てて乾かした洗濯物も好きですが、乾燥機でふわっと仕上がった洗濯物も好きです。
コインランドリーを使用したことある人はわかると思いますが、あの仕上がり具合が家庭でも手に入るというのがやっぱり素敵です。
少し前に乾太くんのCMがやっていてタオルのボリュームが増えることを売りにしていましたがあれは嘘じゃないですね。
アパート時代はハンガーにタオルを干していたのですが、その時と比べるとタオルのボリューム感がやっぱり違いますね。
洗濯と乾燥が同時に行える
小さなお子さんがいる家庭ではこれも大きなメリットではないでしょうか。
ドラム式洗濯乾燥機も良いものですが、一度乾燥を始めると終了するまでは洗濯機を使えないというのがネックになってしまうのかなと思います。
特に2回、3回に分けて洗濯をする必要がある時などは洗濯と乾燥が別々に行えるというのは便利ですね。
我が家は10kgの洗濯機を使用していますが、子どもたちが成長するにつれて一度では洗濯しきれないだろうなと感じています。
また子どもの服は大人とは別々に洗濯している方もいると思いますので、そういった場合にも便利ですね。
デメリット
どんなによい商品でもデメリットはあります。個人的に感じるの以下の点です。
ガス会社との契約が必要
乾太くんはガス衣類乾燥なので、ガス会社との契約が必須です。
すでにプロパンガスを使用していたり、都市ガスエリアであれば設置すればすぐに使用できますが、そうでない場合にはまずはガス配管からなので少し準備に時間が必要ですね。
我が家の場合には最初からガスコンロを使用する予定でした。
ガス会社にも乾太くん導入の旨を伝えていましたので、配管を洗面所まであらかじめて設置するように手配しておきました。
設置場所を確保する必要がある
乾太くんは中々に大きいものなので、設置スペースを確保しておく必要があります。
といってもリンナイ(株)から専用の設置台が販売されていますので、これを使用する人が多いと思います。
我が家も洗濯機の上のスペースを利用して設置しています。
余談ですが、本当は洗濯機の横のスペースに設置できれば理想的でしたが、間取りの都合で実現しませんでした。
ただ窓は乾太くんの位置からずらして配置できたので、明るさを確保することができたのは満足です。
洗面所の窓は洗濯機の上部に配置されているパターンをよく見ますが、その場合には乾太くんの置き場所によっては窓の機能が失われてしまいます。
新築の場合限定になってしまいますが、洗濯機上部に乾太くんを置く場合には、窓の位置にも注意したいところですね。
洗濯物がしわになりやすい
これは主に使い方に問題があるところなのですが、洗濯物を大量に入れすぎるとシワになりやすいです。
先ほども書きましたが基本的にはドラムセンターの真ん中くらいまでにしておくと綺麗に乾きます。
乾くと洗濯物のボリュームも出ますので、最初に余裕を持っておかないと洗濯物がふっくらと仕上がる余地がなくなってしまうのです。
ただ乾くことは乾きますので部屋着やタオルなんかは多少のシワがあっても個人的には問題ないと思っています。
乾太くんを使っているとシワになりやすい服、なりにくい服というのがわかってきますので、使っていきながら徐々に慣れていけば良いと思っています。
洋服については乾燥機NGのものも良くありますので、そういったものは最初からハンガー干しして、タオルなどの小物類について乾太くんを使うと切り替えても良いかもしれませんね。
小物類を干す手間がないだけで十分な時短にもなります。
冷気が逆流してくる
これはいま対策を考えているところですが、乾太くんを設置した部屋は寒いです。
まずは乾太くん本体の中に冷気が逆流してきて寒いです。扉を開けた瞬間に空気が冷っとしてるのがわかります。
また外とつながっている排湿管ですが、壁との設置個所も冷気が漏れてくることがわかります。
現在はガス会社に状況を説明して対策を考えて貰っているところです。
せっかくの高気密住宅ですが、気密が失われてしまったようで残念なので、早期に気密性を取り戻せるようにしたいです。
まとめ
乾太くん設置は当然メリットもデメリットもありますが、やはりメリットの方が大きいと日々使っていると感じます。
洗濯物をハンガーにかけるという作業がほとんどなくなったことが個人的には最高ですね。
あとは短時間でふんわりと仕上がるということも乾太くんの謳い文句通りで大変満足しています、
1点、冷気の逆流問題だけは早期に対応しなくてはと思います。
設置を検討されている方にはぜひ採用をおすすめしたいですが、デメリットも十分に勘案してください。
あとは新築時に乾太くんの導入も併せて検討している人は、間取りにも乾太くん用のスペースを反映して考えることをおすすめします。
個人的には冷気がやはり気になるので、乾太くん用の専用収納をハウスメーカーにお願いしておけばと後悔が若干残ります。
ただ最高におすすめですので、ぜひ検討してみてください。